BLOG 2021.12.16
1.5拠点生活
平日は仕事や会いたい人にすぐ会える都会で暮らし、土日は自然と戯れリフレッシュしに田舎へ行く。
確かに都会にずっと居ると疲れるし、田舎にずっと居ると人恋しくなる。
”ずっと”というのはやはり良い部分が薄れていき悪い部分が色濃くなっていく。
そんな”ずっと”を解消したまさにいいとこ取りの都会と田舎の2拠点生活。
しかしそんな誰しもが憧れる生活スタイルであるのに、様々な理由で2拠点生活に踏み出せない人が多いのではないでしょうか?
そこでその内の1人である私が勝手に始めてみました。
2拠点の予行練習である1.5拠点生活。
都会に住んでたまに田舎っぽいことをしたり、田舎っぽいところに行ってみたりして徐々に2拠点を目指します。
VOL.4
りんご狩り
11月のとある日。
VOL.1で行ったログハウスをベースにりんご狩りへ。
11月中頃とあって東京でも多少肌寒くなってきてはいたが、ログハウスは夜にはマイナスになる可能性があるとかないとか。。。
初の秋ログハウスを味わいに、ある程度の装備を整えいざ長野へ。
ログハウスに行く前にちょいと寄り道。
標高2000m越えの苔の森へ。
降り立った瞬間そこは真冬の寒さ。
凍えながら森へと足を踏み入れると青々としていない枯れた苔。
それはそれで良かったが如何せん寒いということで、やっぱり夏にまた来ましょうとそそくさと車に戻り日本一の白樺群生地へ。
日本一美しいというだけあり圧巻の景色であった。
白樺群生地を抜けると何やら枯れた木に鳥の巣みたいなものがポツポツと乗っかっている。
そうそれは一度見てみたかったヤドリギである。
植物の生存戦略は面白いと思わせてくれる種類の一つである。
粘着性のある実を鳥が食べ、その鳥のベッタリとした糞が寄生する木の幹にくっつき、1年かけて根を張り3年半かけて葉が開き、自前で光合成をしながら宿主から水と栄養分をいただく。
なんだかガツガツしてなくて最高ではないか。
ひとしきり観光しログハウスへ。
到着するなりすぐやる事は夏の時にプラスして薪ストーブの準備である。
燃えやすい杉の枯葉に着火し薪に火が移ったら一先ずOK。
その後は薪が少なくなったら薪を追加していけばいい。
最初はゆっくりと暖かくなっていき、数十分も経てば部屋中暖かくなる。
電気やガスや灯油などに比べて柔らかい暖かさに感じるのは私だけでしょうか?
落ち葉の掃除をしながら終わりかけの紅葉をギリギリみながらビール飲みながら焼肉パーティーをしながら夜は更けていった。。。
次の日、帰りしなにりんご狩りへ。
の前に、帰り支度。
これまた夏の時にプラスして水抜き作業をしなくてはいけない。
様々な水回りの水抜きをするが、ウォシュレットというのは言われるまで気が付かなかった。
そして、抜けない所には不凍液を使用する。
なかなか慣れるまでは大変な作業を終えいざりんご狩りへ。
農園の方曰く、今年は長雨やら雹やらで大変であったが、雹により表面が傷ついたのをりんご自ら修復したり過酷な環境下を乗り越えると見た目は不恰好になってしまうがより美味しくなるとのこと。
そして今回は、一本の木に成っているのを全て取りきるスタイルなので、良さそうな木をチョイスしもぎり開始。
ヘタが取れてしまうと保存期間が短くなってしまうので、片手は枝もう片手はりんごを持ちもぎるのだが、これが案外気持ちいい。
高い所は三脚を使いながら、あっとゆう間に8カゴいっぱいのりんごを収穫。
言われた通り不恰好なりんごが多い。
でも味見してみると、不恰好なりんご達はまるでその見た目を補うかのように美味しさでアピールしてきた。
スーパーでは不恰好なものは売れない。
本当に美味しいものを食べるには自分で作るか現地に赴くしかないのかもしれない。