BLOG 2021.08.28
1.5拠点生活
平日は仕事や会いたい人にすぐ会える都会で暮らし、土日は自然と戯れリフレッシュしに田舎へ行く。
確かに都会にずっと居ると疲れるし、田舎にずっと居ると人恋しくなる。
”ずっと”というのはやはり良い部分が薄れていき悪い部分が色濃くなっていく。
そんな”ずっと”を解消したまさにいいとこ取りの都会と田舎の2拠点生活。
しかしそんな誰しもが憧れる生活スタイルであるのに、様々な理由で2拠点生活に踏み出せない人が多いのではないでしょうか?
そこでその内の1人である私が勝手に始めてみました。
2拠点の予行練習である1.5拠点生活。
都会に住んでたまに田舎っぽいことをしたり、田舎っぽいところに行ってみたりして徐々に2拠点を目指します。
VOL.1
ログハウスに行く
東京は連日35度越えの暑さを記録していた。
そんな東京から車で約3時間。
長野の別荘地に、夫婦2人だけで建てたというログハウスがひっそりと佇んでいた。
標高1000mのところに位置し木々に覆われたそこは、東京での暑さが嘘のような爽やかな気候で優しい木漏れ日が差し込んでいた。
到着して、ひとまずビールで一服と行きたいところだが、そうは問屋が卸さない。
まずブレーカーを上げたら兎にも角にも食材を冷蔵庫に入れ、後はひたすら掃除である。
当たり前ではあるが、別荘というものは常に住んでいる所ではない。
なので代わりに住んでいる虫たちの活動で汚れた諸々の汚れの拭き掃きに始まり、屋根やテラスの落ち葉や枝などを掃いたり、天窓を拭いたりなどである。
そして、到着の時間によっては食事の準備も。
とまあ、やることはたくさんある。
そんなこんなで一通り終えてしまえば、もうこちらのものである。
誰にも邪魔されないゆったりとした時間に突入していく。
昼からデッキでホットドックを食べて、ビール飲んで、スイカ食べて。
関東では1000m越えのところにしか存在しない蝦夷ゼミの声を聞きながら、パソコン片手にハンモックに揺られてウトウト。
深呼吸をすれば植物の香りと澄み渡った高純度酸素が身体中をめぐる。
とにかく五感が全て喜んでいる。
そんな束の間の1泊2日。
幸せな時間は終わりを迎えた。
いや、まだ終わっていない。
もちろん帰りにもやることはある。
次に来た時の為に、風呂・トイレ・キッチン・部屋の掃除。
ネズミが食べてしまわぬよう石鹸を丁寧にしまう。
戸締りをし、鳥が窓に激突してしまわぬようカーテンも必ず閉める。
冬まで来ない場合は水道管が破裂しないよう水抜きもする。
そして最後にブレーカーを落として本当の終わりを迎える。
今回の”ログハウスに行く”を終えて。
自然の中に住むとゆうことは誰かがやってくれることは少なくDIYな部分が多い。
そして、自然の中に住む以上そこに居る植物や動物達のことを考えなくてはいけない。
とゆう至極当然な人の営み方を再認識させられた。
そして何よりDIYの楽しさは格別である。